| 鳥の体は哺乳類とは大きく異なります。動物分類学上、鳥類は哺乳類に次いで高等な進化を遂げていると言われています。棲息場所によって鳥類の中でも体の構造は異なりますが、ここでは主に文鳥(一般の小鳥)について説明します。
外部構造
鳥の体は飛翔に適する様に流線型になっています。全身が羽毛に覆われていることは外部からの刺激からを直接受けない様にするだけでなく、体温の維持の役割も果たしています。鳥の体温は一般に40〜42℃と言われています。何らかの原因で体温の維持が出来なくなると羽をふくらまして羽毛の間に空気を入れるという様な体温調節機能が働きます。鳥は発熱することはまずありえません。どんな恒温動物でも44℃以上になると心筋変性を起こして死に至ります。
脚も鳥は他の動物にない特徴を持っています。鳥の脚は曲げると自然に筋肉が収縮して指が曲がる様になっています。鳥が止まり木の上で眠ることが出来るのはその為です。
尾羽の付け根の上部にある脂腺も鳥独特のものです。尾羽の付け根の羽をかき分けてみるとイボの様なものがあります。これが脂腺です。ここから脂を出して、くちばしをなすりつけて全身の羽毛に脂を塗っています。そうすることで水分の吸収を防ぎ、ひいては体温の維持にも役立っています。ですから水浴びの際にお湯でさせてしまうと脂が落ちてしまい体温の維持が出来なくなります。
内部構造
鳥の内臓は飛ぶ関係上膀胱が無かったり、肺以外にも「きのう」という空気を溜める袋状のものが9つある等哺乳類とは異なっています。しかし、その他は大体が哺乳類と同じく揃っているか、形が変化してあります。
消化気管は鳥の内部構造でも他と違って特徴的です。舌の下部に唾液腺があり、餌は唾液と共に食道を経て一旦そのうに蓄えられます。そのうは食道の一部が広がったもので胸腔の上部にあります。種子等を主食としている文鳥等は特に大きく、逆に昆虫類を主食とする鳥はそのうが無い場合が多いです。そのうには常にバクテリアが存在し、消化を助ける働きをしています。
そのうから胸腔に入り、前胃になります。前胃とは腺胃ともいい、ここで消化液を出しています。前胃のすぐ下の筋胃はさのうともいい、筋肉で出来た胃袋です。ここにはボレー粉やグリットがあり餌を細かく砕いたりして消化を進めます。
筋胃からは十二指腸があり、その横の膵臓から分泌される膵液と胆汁を合流させています。そして小腸、直腸を経て肛門に至ります。 |